真言宗 光明寺

大阪府守口市八雲北町2丁目23-20

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縁起

<真言宗とは>

私たちの宗旨の真言宗は平安時代、「弘法大師 空海」が中国(唐)に渡って「密教」を学び、それを日本に伝えた事が始まりです。
真言宗の根本のすべての徳を備えた仏さまが「大日如来」、その一つ一つの徳を分担し、姿を変えて私たちを救いに現れるのが、阿弥陀さまやお不動さまや観音さまなどですベての仏さまは大日如来さまの一つのお姿であると考えます。 真言宗の各寺院の本尊が異なるのもそのためです。
また真言宗では、「即身成仏」を説きます。仏さまを自分自身の中に確認し、一体となった状態こそ即身成仏という教えです。
弘法大師は「仏と我等の三密が応じあう時、速やかに悟りの世界が現れる」と説いています。三密とは、身(からだ)、 □(ことば)、意(こころ)のことです。普段私たちが生きていくうえで、身体を使って行動し、言葉を□に出して想いを伝え、心で色々なことを判断しています。この三つの活動「三密行」は仏さまやご先祖さまに対しても行うことが何より大切です。
合掌

<三密行によって仏様の知恵をさとり、自分に功徳を積み、世の中
(先祖も現世も)を幸せ(供養)にすることを目的とする宗派なのです。>

 

光明寺 (正法山歓喜院光明寺)
当寺院は真言宗御室派(総本山仁和寺)の末寺です。寺伝によりますと、大同元年(806年)空海(弘法大師)の開基と伝えられ、八雲神社の宮寺で数ヶ寺の伽藍があり、そのひとつ観喜院が残り光明寺となりました。
本尊の「木造十一面観音立像」は守口市内に残る最古の仏像で、国の重要文化財の指定を受けております。右手を下げ、左手を上げ蓮華瓶を持つ、俗にいう長谷式の十一面観音像であります。材質は樟の一本造りで総高112.7㎝あります。両手先や持物・宝冠・台座などは江戸時代の後補ですが、像の主体部はよく当初の面影をとどめ、藤原時代(十世紀)の彫像として守口市を代表する文化財であります。
本堂正面の額の「施無畏」は観世音菩薩の異名で衆生を保護して、畏怖の心をなくさせる仏様という意味です。